株主間協定 かぶぬしかんきょうてい Shareholders Agreement
株主間協定とは、株主間においてある事項について取り決めを行うこと、あるいはその内容をいう。
M&Aの場面において、株式譲渡や第三者割当増資の結果として、限定された複数の株主により会社が運営される場合、複数の株主間で被支配会社の運営方法やルール等を定めた株主間協定が締結されることがある。
株主間協定で定められる一般的な項目には下記の様なものがある。
■株式に関して
譲渡を制限や売却方法や価格、新株発行の制限など
■会社運営に関して
株主総会での議決権や、取締役の選任、取締役会の決議事項に関する取り決めなど
■その他
各株主間での意見相違で、決議がなされない場合の決着方法や競合禁止条項、契約解除条項など
交渉過程で合意に至った数々の事項は、株主間協定として残すことはM&A成功に欠かせないといえる。