03-6826-6000受付時間9:00~18:00〔平日〕

企業価値計算-簡易版と詳細版-

「M&Aで事業を売却する場合、自社はいくらになるのか」というのは、多くの経営者様にとって最も気になるポイントではないでしょうか。このページでは、企業価値の簡易的な計算方法や、より詳細な算出に関するご案内をしております。

目次

簡易的な算出方法

企業価値の算定については、大きく分けて以下の三種類の評価方法があります。

  1. マーケット・アプローチ(上場している類似業種の企業と比較して算定する方法)
  2. インカム・アプローチ(将来見込まれるキャッシュフローから算定する方法)
  3. コスト・アプローチ(純資産額から算定する方法)

中小企業の企業価価の算定によく使われる評価方法として、 ①マーケット・アプローチの一種である「企業価値/EBITDA倍率」と呼ばれる方法があります。

企業価値/EBITDA倍率

EBITDA

EBITDAというのは(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization)の略であり、利息支払前、税引前、償却前利益と訳されますが、簡便化すると、
EBITDA=営業利益+減価償却費
と考えることができます。
これは営業活動からもたらされるキャッシュフローを意味し、本業の力を示す指標としてM&Aの世界ではよく用いられる指標です。

企業価値/EBITDA倍率

企業価値/EBITDA倍率というのは、単純に、企業価値がEBITDAの何倍であるかを示す指標であり、ざっくりと5倍程度が相場と言われております。もちろん、業種業態規模等によって倍率は変わるため、一概には言えませんがおおよその相場と理解してください。

したがって、仮にEBITDAが1億円である企業を例にとると、企業価値はその5倍であれば、5億円と算定することができます。

また、企業価値≠株式価値であり、実際に株式譲渡をする際の譲渡価額にあたる株式価値は、下記の算式で算定されます。

企業価値-純有利子負鏑(有利子負債-現預金)

上記の例で、仮に有利子負債(≒金融機関借入金)が2億円、現預金が1億円あると想定しますと、下記の様な算定結果となります。

企業価値=EBITDA1億円×5倍=5億円

株式価値=企業価値5億円-(有利子負債2億円-現預金1億円)=4億円

上記の方法でざっくりと企業価値や株式価値を算定することはできますが、それらはあくまで決算数値だけを利用した簡便的かつ表面的な算定であるため、実際には、他の手法も用いながら総合的に判断する必要があります。

また、このような理論的な価値と最終的に取引される価格は必ずしも近似するとは限らず、そのときの景気や市場環境、買収ニーズの強弱によって価格は変動します。

自社の想定売却価格を知りたい方は、ぜひお気軽にお間い合わせください。ご相談はもちろん無料であり、当社ではM&Aが成立するまで報酬はいただきません。したがって、検討途中で一旦お取りやめいただいても費用は発生いたしません。まずはご参考程度でも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

弊社は売り手専門のM&Aアドバイザリーです。

着手金・中間金が完全無料
完全成功報酬

M&Aが成立するまで無料でサポートいたします。成功報酬について、詳しくはお問い合わせください。

M&A後の経営統合(PMI)
税務などのサービスにも対応

M&A後の経営統合(PMI)支援や、事業承継支援、タックスアドバイザリーなど幅広い経営課題に対してサポート可能。

売り手専門のコンサルタントが
経営者に寄り添う

売り手専門にM&Aのアドバイザリーを行っているからこそ、徹底的に経営者様に寄り添ったサポートを行っております。