楽天株式会社は、割引価格でレストランやホテルを利用できる前売りクーポン事業から撤退することを発表した。11月1日付で、楽天クーポン株式会社が運営してきた「Racoupon 買うクーポン」を店舗の予約サービスなどを手掛ける株式会社EPARKに売却する。
楽天のクーポンサイトの「RaCoupon 買うクーポン」は同月1日から、EPARKの運営する「Eクーポン」に名称変更する。事業譲渡後も、購入済みのクーポンは使えるが、楽天のポイントで新しく購入することはできなくなる。
楽天は平成24年にクーポン大手のシェアリーを傘下に収めるなどしてクーポン事業を展開してきたが、市場の変化やグループ内での相乗効果などを考慮し、売却を決めたとのこと。
売却価額は非公表。