住友重機械工業株式会社は、真空ゲージを開発する米国カリフォルニア州のフェラン・テクノロジー社(Ferran Technology, Inc. )の株式を取得し、子会社化したと発表した。
フェラン・テクノロジー社は、半導体製造装置向け高性能真空ゲージの開発を行うベンチャー企業で、従来製品と差別化できる独自の技術が強み。
真空ゲージは、住友重機械工業が製造販売しているクライオポンプとともに半導体製造装置のチャンバ内に必要な真空を実現・計測するために不可欠な機器であり、住友重機械工業はフェラン・テクノロジー社の持つ技術をもとに製品化を進め、真空ゲージ事業に参入する。クライオポンプで培った生産・品質体制、販売網を活かすことえ、真空機器市場における事業領域の拡大を図る。
取得額は、概算で10億円。
基本合意契約締結日及び事業開始日は、2016年10月25日。