三井物産株式会社は、水産物の閉鎖循環式陸上養殖システムを開発したベンチャー企業である株式会社FRDジャパンが実施する第三者割当増資を引き受けることに合意し、9億円を出資してFRD社株式の80%を取得することとした。
FRDの陸上養殖システムは、バクテリアを利用した高度濾過技術により、天然海水や地下水を使用せず、人工海水を閉鎖循環させながら水質を維持することができ、コストを抑えて内陸でも養殖を行うことが可能となる。
三井物産はFRDを通じて、まず日本国内にサーモントラウトの大規模陸上養殖場を建設することを目指し、持続可能な水産物生産手段の確立と陸上養殖の産業化に取り組む。