積水化学工業株式会社は、同社の環境・ライフラインカンパニーにおいて、中国における水インフラ事業の構造改革のため、連結子会社である積水可耐特(河北)環境科技有限公司(以下、積水KNT)の株式を一部譲渡し経営権の譲渡を完了した。
同社は、2013年2月に中国沿岸部における水インフラ事業の本格拡大を目的として積水KNTの株式を75%取得し、FRP製タンクや灌漑などに使用される大口径の強化プラスチック複合管事業を展開してきたが、中国の景気悪化等に伴う公共事業縮減の影響を受け、近年は収益が低迷していた。
構造改革を実施するも大きな成果を上げることができず、抜本的対策として積水KNTにおける当社持分株式75%のうち65%を海天企業香港実業有限公司へ譲渡することとした。
譲渡価額は非公表。