株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、スリランカの広告グループ「Grant Group」のマジョリティー株式を取得することに合意したと発表した。同グループ傘下の「Grant Advertising Group」の株式85%と「Grant Agencies」の株式70%の取得、および今後完全子会社化するオプションが含まる。
1958年に創立されたグラント・グループはスリランカで最も長い歴史を持ち、同市場では最大級の規模を誇るグループの1つで独立系で最大規模をもつ。
同社はGrant Advertising GroupとGrant Agenciesの2つのグループで成り立っており、傘下には広告（マスメディアやOH）・クリエーティブ・PR・コンテンツ・デジタルなどのサービスを提供する計7つのブランドを有する。
スリランカは2009年の内戦終結以降、高い経済成長を続けており、本件買収により、電通は電通イージス・ネットワークのスリランカ拠点を確保するとともに、南アジア市場への事業拡大のための戦略拠点とする考え。
取得価額は非公表。