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M&AトピックスJX・東燃ゼネ、統合を発表 17年4月メド、株式交換で

石油元売り国内首位のJXホールディングス(HD)と3位の東燃ゼネラル石油は3日、経営統合で大筋合意したと発表した。同日午前にそれぞれ開いた取締役会で決定した。2017年4月をメドに統合を目指す。地域的に重複する製油所の統廃合などで5年以内に年1000億円以上の統合効果を出す。
(2015年12月3日付 日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXLASDZ03H3H_03122015000000

 

【コメント】

石油業界では大手企業同士の統合・合併による大変化が起きている。大きな理由としては

  • 原油価格の下落により備蓄原油の在庫評価損が発生し、業績が悪化している
  • 少子化やエコカーの普及により国内需要が年率2~3%縮小している
  • 供給過多で価格競争が激しいため利益率が低い

の3つがあげられる。
こうした中で先に動いたのが出光興産と昭和シェル石油で、11月に合併に基本合意した。それに追う形で今回JXと東燃ゼネが経営統合に合意した。

私が今回注目したいのはコスモ石油だ。
今までコスモ石油は、業界内で売上高において4位に位置していたが、2位の出光や3位の東燃ゼネとは大きな差はなかった。しかし、状況は一変してしまう。なぜなら

  • JXと東燃ゼネの統合で国内シェア50%以上
  • 出光と昭和シェルの合併で国内シェア約30%

という2強時代に突中するからだ。つまり、コスモ石油は残されたシェア20%未満の中で戦うことになる。また、石油業界という差別化が難しい上に、石油需要は縮小傾向を辿る。
コスモ石油は厳しい状況に立たされていると言えるだろう。

大事なことは「どれだけ早く決断できるか」ということだ。
自分の会社は大丈夫だと思って油断し、そのため判断が遅れてしまい、気付いた時には手遅れだなんてことは往々にしてあり得る。特にこういった出来事のキーワードとして、M&Aが頻繁に登場する。「M&Aをするつもりはない」「業績は良好なのでM&Aの必要はない」と思っていても、その判断が命取りとならぬように、一度検討してみることが必要ではないだろうか。

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