鉄鋼メーカーである東洋鋼鈑(5453)は、国内外の自動車メーカーに自動車車体用のプレス金型を製造・販売を手掛ける富士テクニカ宮津(6476)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表。
東洋鋼鈑としては、今回の取引を通じて富士テクニカ宮津をグループに迎えることで、今後も成長と技術革新が続くこと が見込まれる自動車産業分野への事業拡大を図ることが可能となり、また、富士テクニカ宮津が一部を外注先に委託している自動車用プレス金型の部品加工を東洋鋼鈑グループにおいて内製化することで、業績の向上を図る。
今回のTOBでは、富士テクニカ宮津を東洋鋼鈑の完全子会社とすることを目的としており、富士テクニカ宮津は今回のTOBに賛同の意を示している。今後、東洋鋼鈑は自動車産業分野への事業拡大を図ると見られており、富士テクニカ宮津は上場廃止となる予定。