03-6826-6000受付時間9:00~18:00〔平日〕

M&A用語集敵対的買収

敵対的買収 てきたいてきばいしゅう Hostile Takeover

敵対的買収とは、買収者が買収対象会社の取締役会の同意を得ないで買収を仕掛けること。M&A戦略方法の一つ。

経営陣の意向に逆らって、対象会社の株式を市場で買い集めたり、TOB(株式公開買付け)を実施して対象会社の株式を買い付けることにより、対象会社の経営権を取得することを意味する。よって敵対的TOBともいう。

現経営陣の同意が得られていない段階での買収活動になるため、対抗措置が取られたり、現経営陣と激しい闘争が繰り広げられることになりやすい敵対的な関係になるということを意味する。
「敵対的」という言葉のイメージから悪印象を与えやすいが、実際には、仕掛けられた経営陣にとっては敵対的であっても、経営陣以外の株主や従業員、顧客にとっては友好的な場合もあり 、特別悪い手法で買収が行われることを意味するものではない。
遺恨を残す場合もあるため、断行されたケースはあまり多くはないが、多少強引でも、速やかな会社売却に結び付けていくことが求められる場合もあり、敵対的買収に踏み切ることが結果的に評価につながる場合もある。

2009年9月7日米食品大手クラフト・フーズは英製菓大手キャドバリーに対し、全発行済み株式を評価した額として、102億ポンド(約円1兆5600億円)での買収を申し入れたが、キャドバリー側は評価が低すぎるとこれを拒否。
2010年1月19日クラフトが当初の条件から買収金額を上積みし総額115億ポンド(約1兆7000億円)で再提案、キャドバリー側はこの買収提案を受け入れた。

一時は買収を巡り敵対関係にあった両社だが、クラフトが当初の条件から買収金額を上積みして再提案したことで、キャドバリー側が態度を軟化、一転して友好的な買収での決着に落ち着いた。
クラフトは結果的により多くの資金をキャドバリー買収に注ぎ込まざるを得なくなったが、キャドバリーの取締役会は全会一致で買収提案の支持を決め、株主に提案受け入れを促した。
世界第2位の食品企業であるクラフトは、既存の菓子に加え、キャドバリーのチョコレート菓子を手中に収め、世界最大規模の製菓会社が誕生することになった。
国際間の買収では金額ベースで7番目、食品業界としては6番目の規模。
キャドバリーは「クロレッツ」、クラフトは「オレオ」や「リッツ」などが有名。

反対に、対象会社の経営陣の同意のもとに行われる買収を友好的買収という。

M&Aを真剣に考えられている経営者・オーナー様にM&Aネットワークスは本気で寄り添い、M&Aを実現させます

秘密厳守まずは無料相談 資料をダウンロードする