ジューイッシュ・デンティスト じゅーいっしゅ・でんてぃすと Enterprise Turnaround Initiative Corporation
ジューイッシュ・デンティストとは、敵対的買収に対する防衛策のひとつ。
敵対的買収の標的になった際に、マスコミを利用して買収者のネガティブイメージを宣伝することで、社会的信用を貶めることでTOBを失敗させる方法である。
社会的信用を大きく下落させられた買収側は株式公開付けをしても、既存株主から相手にされず、更に一度失った社会的な信用を回復させるために、資金を投入しなくてはならず、買収資金が圧迫されることとなる。
ジューイッシュ・デンティストは直訳すると「ユダヤ人の歯科医」。
アラブ資本が入った会社が、ユダヤ人の歯科器具メーカーの敵対的買収を図ったときに使われた防衛策であることから来ている。
買収ターゲットにされた企業や歯科医師たちは、その買収を画策した企業のネガティブキャンペーンを行い、社会的信用を失墜させることに成功。買収企業は信用回復に大きな資金を投入しただけでは無く、買収資金の調達も難しくなり、結果株主もTOBに応じなくなった。