2つの崖
我が国において、100年続く企業、時価総額100億円の企業が企業全体に占める割合はごく僅かです。
100年企業0.1%
100年以上存続している企業は約2万7千社(※1)と 言われており、これは我が国における企業全体 (※2)の0.1%であります。
※1 出所:帝国データバンク ※2 休眠会社を除く企業数は約250万社
100億企業0.1%
時価総額が100億円を超えている企業は、我が国 における企業全体の0.1%(※3)であります。
※3 出所:国税庁
そもそも、なぜ企業の成長は停滞してしまうのか、それは端的にいえば経営資源(リソース)の不足が原因である というケースが多いといえます。
経営資源とは、いわゆる「ヒト、モノ、カネ、情報」に集約されますが、特に中小企業ではこれらの経営資源が十 分に揃っていることは極めて稀です。「組織は人なり」とも言われるように特にヒトの部分のリソースが極めて重 要であることは言うまでもありませんが、少子高齢化に伴い、労働人口の減少は免れることができず、決して簡単 に解決できる問題でもないのです。
組織を束ね、未来を描くリーダーとしての経営人材、またその組織を前に進めていくメンバー。
当たり前ではあるものの簡単には補填することのできないリソースを、どのように拡充していくのか。
経営にとってこれほど重要な課題はありません。
また、仮に今現在事業が成長途上にあり、多くの利益と雇用を生み出しているような優良企業であっても、その経営を次世代に引き継いでいかない限り、永続的な発展は望めません。これは後継者不在の事業承継問題として、我が国にとって非常に深刻な課題として顕在化しております。
- M&A≠会社の身売り
- M&A=経営資源の拡充
「経営資源の拡充」、それがM&Aの本質であり、あるべき姿だと我々は思っています。
事業の譲渡側にとっても譲受側にとっても、それぞれの経営資源を補い合う事によって、事業をより持続、成長させていくことができるのだと考えております。身売りするというようなネガティブなものでは決して無いのです。
このようなM&Aが中小企業を中心に当たり前となるよう、我々は最大限のご支援をさせていただきます。